コロナウイルスから身を守る方法を現役看護師が紹介!

新型コロナウイルス「COVID-19」による肺炎が世間を騒がせています。
マスクの買い占め・高額転売や、政府による過度なイベント自粛要請など、「さすがにパニックすぎるんじゃないの?」と思えるような状態になってきていますが、それはさておき。

きちんと対策を取っていれば、恐れる心配はないということを、現役看護師が紹介します。

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新型コロナウイルスと言えど、基本的には「風邪」である

どんな症状が出るのか?

新型コロナウイルスに感染し、発症した場合に現れる症状として、次のような物があげられます。

  • 発熱
  • 呼吸器症状…いわゆる咳、乾いた咳が多い
  • 強い倦怠感(だるさ)

いわゆる、風邪なんです。ほんと。
それもそのはずで、これまで「風邪」と言われてきた物の中には、新型ではないコロナウイルスによるものも含まれていますので、当然です。
また、2002年〜2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)や2012年以降現在も流行しているMERS(中東呼吸器症候群)もコロナウイルスの仲間です。
今回の新型コロナウイルス「COVID-19」の場合は、鼻水やくしゃみ、喉の痛みは少ないとされています。

ほとんどの人は軽症だが高齢者は重症化しやすい

先ほど挙げた症状が出ても、ほとんどの人は軽症です。
およそ1週間程度で軽快します。
まぁ、風邪で1週間って長引いてるほうではありますが、「COVID-19にかかったら確実に死ぬ」ということはありません。

ただし、高齢者の場合は、重症化しやすい傾向があるようです。
風邪症状が1週間程度続いたあと、倦怠感や息苦しさ、身体のむくみや下痢などが出てくるようです。
高齢者の他にも、基礎疾患のある人もこのような経過になる場合があるため注意が必要です。
子どもはそこまで重症化することはないようです。

重症化する割合はさほど多くなさそう

まだ疫学的な報告がないため、確定的な数字はでていません。
高山医師によると、若者では重症化したり死亡したりする割合はほぼ0%ではないかとのことです。
高齢者の場合でも、感染した高齢者の1割ぐらいが重症化、1%ぐらいが死亡するのではないかとしています。
もちろん、既に別の疾患で入院中だったり、老人ホーム等に入所している場合にはリスクが高まる可能性はあります。

感染経路は基本的に飛沫感染と接触感染

現在、感染経路として、飛沫感染と接触感染の二つが考えられています。

飛沫感染とは?

感染した人が咳やくしゃみなどをした際に、一緒にウイルスが放出され、それを他の人が吸い込んで感染することを言います。
例えば、屋内で近くに一定時間いる場合に飛沫感染する恐れが出てきます。
自宅はもちろんそうですが、学校や職場、電車やバスの中でも飛沫感染が起こりえます。

接触感染とは?

感染した人が、咳やくしゃみを手で押さえたあと、その手で周りの物に触れると、そのものにウイルスが付きます。
そして、その物を他の人が触ると、その人の手にウイルスが付きます。その手で口や鼻を触ると、そこから粘膜へウイルスが付き、感染します。
例えば、電車やバスの吊り手(つり革)、ドアノブ、スイッチなどですね。

今後の研究で新たな事実が分かることもあり得る

ここまで紹介した情報は、あくまで2月26日時点で判明している情報です。
今後の研究で新たな事実が分かる場合もあります。

2020年2月16日時点で、沖縄県立中部病院に勤務する感染症医師の高山義浩氏がFacebookで、今回の新型コロナウイルスの臨床的な症状などをまとめてくださっています。
症状に関する情報は、高山医師による情報と、厚生労働省・内閣官房による情報などをまとめたものです。

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新型コロナウイルス感染症について
新型コロナウイルス感染症に関する情報を掲載しています。

風邪対策の基本がしっかりできていない人が感染する

それでは、身を守る方法ですが…
もうね、風邪対策の基本ができてない人が感染するとしか言いようがないんですよ。

手洗いが最も重要

最も重要なのは手洗いです。
きちんと手洗い石けんを使ってあらいましょう。駅や商業施設などで石けんがなければ、流水で洗うだけでも、やらないよりはマシだと思います。

手洗いをするタイミングとしては次のような時ですね。

  • 外から帰ったとき
  • トイレに行ったとき
  • 料理や食事の前
  • 咳やくしゃみ、鼻をかんだあと
  • 動物や昆虫に触れたあと

なお、日常生活において、アルコールによる手指消毒はそこまで必要ではありません。
また、今回のCOVID-19に関しては、確かにアルコールでウイルスの活動を抑える効果が得られています。
しかし、バカな消費者とテンバイヤーによってアルコール製剤が品薄な現状では、きちんとした手洗いをすることこそが、安価で極めて高い効果が得られる方法です。

健康な人がマスクをしても基本的に無意味と心得よ

バカな消費者とテンバイヤーによってマスクの品切れ状態が起きていますが、COVID-19に感染しないようにする目的で、健康な人がマスクをする意味は事実上ありません。
まぁ、喉の乾燥を抑えたり、ホコリなどを吸わないようにする効果はあるかもしれませんが……

N95マスク (1)N95マスクとは、ざっくりいうと空気感染対策として使われる、極めて高性能なマスク。 のように、高性能なマスクであっても、顔とマスクの間に隙間があるとその性能は全く発揮されません。
市販されている一般的なマスクでは、隙間がたくさんあるため、ウイルスを含んだ飛沫の吸入を完全に防ぐことはできません。
そもそもウイルスを含んだ飛沫が、空気中をうようよと漂うこともないと言われています。 (2)ウイルス自体は極めて小さいけれども、咳やくしゃみで放出される際には水分やホコリも付着するので、やや大きめの粒子となり、比較的短距離で落下してしまう
また、接触感染の場合は、マスクでは防ぐことができません。むしろ付け外しで口の周りを触る事の方が問題になります。

マスクをすることに意味が出てくる場合もある

マスクをすることに意味が出てくる場合も一応挙げておきます。

  • 咳やくしゃみが出ている人
    咳やくしゃみをする人本人は、マスクをしてください。
    マスクをすることで、周囲への飛沫飛散を抑える効果があります。
  • (COVID-19に限らず)風邪症状が出ている人の近くで看病する人
    咳やくしゃみによるしぶきを直接浴びる可能性が高い行動をする場合も、マスクはした方がよいです。確かに防御力は完全ではないですが、それでも吸い込む飛沫の量を減らす効果は得られます。

公共交通機関を使わない!人混みには行かない!

人混みに出る事が最大のリスクになります。
また公共交通機関は、ある程度の閉鎖された空間で長時間、不特定多数の人とすごすことになります。
こういった環境では、COVID-19に限らず、インフルエンザや風疹などのウイルスや細菌に感染するリスクが非常に高まります。
確かに、ほとんどの人は軽症ですが、それが故に、新型コロナウイルスに感染したと知らずにすごしている人もいる可能性があります。
そういった人から感染する恐れが出てきますので、公共交通機関や人混みは避けた方がよいでしょう。

…とは言え、用事やイベントで使わざるを得ないケースも出てきます。
そういう場合は、入念な手洗いと、健康管理に努めましょう。
仕事?休める人は休めよ。日本人働きすぎだよ。医療関係者とインフラ関係、行政関係以外は休めよ(

基本的な方法こそが重要

心情として、「これさえやればかからない」「これを食べれば大丈夫」みたいな、簡単お手軽な方法を探したくなる人もいるでしょうけど、残念ながらそんな魔法みたいな方法はありません。
もし、そういうことを言っているサイトがあったら、それは詐欺だと思います。

冷静に考えて対応しよう

コロナウイルスから身を守る方法を現役看護師が分かりやすく解説!治療方法が今のところなく、迅速な検査方法もない新型コロナウイルス「COVID-19」ですが、致死率も言われているイメージほどではありませんし、普通に元気ですごしている人は重症化することもほぼありません。
はっきり言って、今の状況は騒ぎすぎです。
10年ちょっと前の新型インフルエンザの時も騒ぎましたけど、その後どうなりました?普通の季節性インフルエンザとして今でも流行することがあるそうですよ。
それに今までだって、風邪から肺炎を起こして亡くなる人はいたんです。同じ事です。
むしろ、これを機会に、自分達の手洗いや風邪への対策を見直す良いきっかけにしませんか?

References   [ + ]

1.N95マスクとは、ざっくりいうと空気感染対策として使われる、極めて高性能なマスク。
2.ウイルス自体は極めて小さいけれども、咳やくしゃみで放出される際には水分やホコリも付着するので、やや大きめの粒子となり、比較的短距離で落下してしまう

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