以前、大東建託の物件に住んでいたのですが、そちらへ入居直後は大東エナジーと契約していました。
しかし2017年12月に「もうあかん!やめます!他の電力会社と契約してね♡おすすめは中国電力♡」みたいな手紙が来たので、その日のうちに電力会社を切り替えました。
そのことを今更ながら報告がてら記事にしてみます。
そもそも電力会社を切り替えるとは?
多くの人は、いわゆる大手の電力会社と契約して電気を使っていると思います。
私の住む岡山県なら中国電力、名古屋なら中部電力、大阪なら関西電力と言った具合です。
しかし2016年から電力の小売りが全面的に自由化され、中国電力や中部電力以外からも電気を買うことができるようになりました。いわゆる新電力事業者ですね。
それと同時に様々な企業が電力の小売りに参入、安い会社もあればポイントがたくさんついたり、中にはガソリン代が安くなったりするような会社も現れてきています。
新たに契約する場合はもちろんですが、現在問題無く電気が供給されている場合でも簡単な手続きで電力会社を切り替えることができるため、より安くよりお得な電気を使うことができます。
私が住んでいた大東建託の物件は、もちろん普通に中国電力と契約してもかまわないのですが、大東エナジーという会社と契約することで、中国電力よりも5%ほど安く電気が使えたので、入居時にこちらと契約したのです。
どうして大東エナジーから切り替えなければならなかったか
簡単に言えば、大東エナジーが電力の小売りを辞めたからです。
これは本当に酷い話で、昨年の12月9日に突然手紙が届き、電力会社を切り替えろと言うのです。
期限は12月28日。3週間もありませんでした。
ネットで検索してみると、どうやら大東エナジーが電力の小売りから撤退するということで、このような手紙が届いたようでした。
手紙には中国電力への切り替えを勧める文面が書かれていましたが、そもそも中国電力よりも安いから契約していたのに、中国電力に切り替えるのはどうなのかと思いまして、インターネットの比較サイトを使用しました。
いくつか比較サイトはありますが、ここが簡単そうなのでリンクを張っておきます。
比較サイト経由の切り替えの手順
どの比較サイトも基本的には同じだと思いますが、郵便番号や現在契約している電力会社などを入力・選択して、一ヶ月の電気の使用量を入力すると自動的にその地域で契約できる各社の料金プランを表示してくれます。
比較サイトによっては何ヶ月分かの電気使用量を入力出来て、より細かく比較できるサイトもありました。
その中から自分の契約したい会社・プランを選び、実際の契約に移ります。
必要な情報としては…
- 現在契約している電力会社
- 実際に使用した電気の使用量
- 住所・電話番号・契約者氏名といった誰が契約するのかという情報
- 供給(受電)地点特定番号
- 現在契約している電力会社でのお客様番号(またはそれに相当する番号)
と言ったあたりでした。
供給(受電)地点特定番号・お客様番号とは
供給(受電)地点特定番号とは、文字通り、電気の供給を受けようとする地点の番号です。
これは電力会社側で把握している番号だと思いますが、例えば検針票などに書かれています。
大手以外の電力会社では、インターネットで確認することもできます。
現在契約している電力会社へ問い合わせてみても良いのかも知れません。
ちなみに引っ越し等で新たに契約する場合は必要無いと思います。
お客様番号は電力会社で管理している番号になります。これも検針票などに書かれていますね。
どれくらいの期間がかかるのか
私の場合、12月9日に大東エナジーからの手紙を受け取り、その日の夜にインターネットから手続きを行いました。
そして3日後の12月12日には契約が完了、14日には電力の供給開始日が確定し、実際の供給開始は1月9日からとなりました。
そのため、手続きから約1ヶ月程度ですね。
この切り替えにかかった期間に関しては、締め日等の関係もあるかと思いますので、あくまで私の場合という事になります。
電気が止まったりしないのか?
私の場合は入居時に大東エナジーと契約した関係でスマートメーターという電力計に変わってましたので、実生活上は何も変わりませんでした。
むしろこの記事を書くために手続きのメールを読んで、「あ、1月9日からだったんだ」と気が付いたぐらいです(;・∀・)
ただし、現在大手の電力会社(中国電力とか)と契約してて電力計がスマートメーターでは無い場合は電力計の切り替え作業が入ります。
また、引っ越し先等でも新電力と契約する場合、物件によってはスマートメーターへの交換作業が必要になります。これについては私自身、引っ越しで経験しましたので後述しますね。
実際の電力供給については、大手の電力会社(送電会社)が担当しますので、電気が不安定だとかそういうこともありません。
てか、サービス停止されたら停電するのでは?
この大東エナジー以外にも、例えば福島電力が新電力事業から撤退し話題となったことがあります(日経ビジネスの記事参照)。
仮に新電力がいきなり倒産して電力供給を辞めてしまったとしても、我々電気を使用している人が電気を使えなくなることはないようになっています。
暫定的に大手の電力会社(中国電力とか)が倒産した新電力を利用していた消費者に対して電気を供給することになっているからです。
なので、電気が使えなくなるという最悪の事態は起こりえません。
で、大東エナジーから切り替えてどうだったのか?
色々な比較サイトで調べた結果、looopでんきにしたのですが、料金的には大東エナジーとたいして変わっていないと思います。
正直、使用量が多い月は万単位で請求が来るので、もっと安くなればとも思いましたが、元が中国電力より5%安いので、大きくは変わってない感じです。
ただ、手続き自体は難しくないので、より安い電力会社があればまた切り替えれば良いだけですので、今後も定期的に比較サイトで探してみようとは思っています。
引っ越しの時はどうなの?
looopでんきに切り替えてからおよそ9ヶ月後の2018年9月に、大東建託の物件から引っ越しを行いました。
この際は、looopでんきのサイトから引っ越しの手続きができましたので、ネットだけで手続きが完結しました。
また新居に入居した時点ではスマートメーターではありませんでしたが、後日交換工事が入りました。これは中国電力関係の業者だったと記憶しています。 (1)3ヶ月前なので忘れてしまった…
実際の交換工事では、短時間停電が発生しました。(10分とかそこらです)
そのため、例えばタイマー機器の再設定や、インターネットルータなどの再起動が必要になりました。
ただし、この交換工事に伴う停電は電力会社によっては発生しないこともあるようなので、実際の工事の際に確認が必要と思います。
私の場合は、中国電力エリアですので、中国電力のウェブサイト内に「15分程度停電します」と書かれていました。
実感として景気がよくなっていないからこそ、お得な方法を見つけたい
景気回復と言われていますが、実感としてはあまり良くなったようには思いません。
今後、消費増税があったり、個人的にはもっとお金がかかる事が予想されたりしています。
だからこそ、節約できる部分は節約しつつ、お得に使える方法を探していきたい物ですね。
References