看護師に限った話ではありませんが、転職活動をして内定を得て新しい職場で働き始めるまでには、大雑把に次のような順番になるのではないかと思います。
- ホームページや転職サイト、ハローワークなどを通じて会社や病院などの求人情報を集める
- 応募する
- 面接や試験などを受ける
- 合格し内定通知書(またはそれに相当する文書)をもらう
- 雇用契約を結ぶ(出勤初日の場合が多いかと思われます)
この中で、求人情報と実際に内定や雇用契約を結ぶ際に多少条件が変わってくることはよくあることではないかと思います。 私の経験としては、病院のホームページには主に新卒者向けの給与が書いてあり、実際に応募し給与交渉をする際にはそれまでの経験や年齢などを考慮した給与が提示されるという形でした。
一方で、内定をいただきそれを受諾する場合には、その後実際に働く前提の給与が書かれており、実際の雇用契約でもその数字で契約を結ぶものだと思うのですが…
実はここ、ちゃんと確認しないとハマるかもしれない落とし穴があります!
私が実際に遭遇した事例「内定時の条件と実際の雇用契約の条件が変わっている!?」
私が現在の職場へ転職した際の事例です。
詳細は伏せますが、転職サイト経由で探していたところ、以前の職場よりも好条件の求人だったため応募し、給与交渉は転職サイトのエージェントさんが代行してくれたこともあって、トータルの年収がアップする方向の条件を出していただけたため、面接などを経た上で内定をいただき、それを受諾しました。
しかしいざ勤務開始日になり出勤して雇用契約書にサインする段階になると、一部の条件が変更になったという話を聞かされたのです。
内定を頂いてから勤務開始日までおよそ半年の期間があったのですが、その間に職場の給与体系が変更になったとのことでした…トータルの年収が変わらないように配慮したとのことではありましたので、そのまま契約を受け入れることにしましたが…
変更が確定したときに電話ででも一報いただければなぁと思った出来事でした。
条件が違うとき、どうしたら良いか?
さて、実際に「内定時の条件と実際の雇用契約書の条件が違う」という自体に遭遇したときにどうしたら良いでしょうか?
そのまま受け入れる
もっともシンプルな方法が「そのまま受け入れる」ですね。私も結果的にこの方法を取りました。
とはいえ、心情的に納得し難いまま勤務するのは苦痛になるかもしれません。特に転職する目的が金銭面だった場合にはなおさら抵抗感があるでしょうね…
私自身も、そういった待遇面については疑問を持ちながら仕事をしています。
元の条件に変更できないか交渉する
これも一つの方法でしょう。
特に職場自体の給与体系が変更になったというような、合理的に納得できる説明がないにも関わらず内定時と実際の条件が違う場合には交渉の余地があるのではないでしょうか。
弁護士や転職サイト等のエージェントに相談する
法的な問題があるかどうかはともかく、その後の交渉のことを考えると、弁護士に相談する方法もあるでしょうね。
また転職サイトやハローワークを経由している場合には担当していたエージェントがいると思いますので、そちらに相談してみても良いでしょう。
合理的な理由なく条件を変えてくるところは何かしらの問題がある可能性もあるため、そういった情報を転職サイトやハローワークに知らせるという意味でも必要かもしれません。
就職するのを辞める(試用期間一杯で退職するも含む)
ある意味一番わかりやすい方法ですね。
当初の条件と違うのだから辞めるというのは当然という考え方もあるでしょう。実際、私と同時に就職した人の中には試用期間が終わった段階で退職した人もいました。
家族がいるなど、様々な事情で難しい場合もあるとは思いますが、選択肢の一つとして考えても良いかもしれませんね。
内定通知書と雇用契約書はよく読んで確認しましょう!
本来、内定通知書の内容で雇用契約を結ぶのが、就職活動・転職活動をしている側にとっては前提となっているはずです。
しかし、内定通知書とは違う条件になっていることもあるかもしれません。
通知書や契約書はよく読んで内容に納得した上でサインしましょう!