当時は安くてお買い得なPCが欲しかった
2009年以降、基本的にはMacを使ってきていたのですが、おもちゃとしてネットブックを買ってみたり、Macbook 2009 midにWindows 8を無理やり入れてみたりしていました。
しかし2015年あたりにはMacbookは実用するには厳しいスペックとなっており、Nexus7を持っていましたが、これはAndroidタブレットのため、本格的なパソコンを持っていませんでした。
そこで、安くてお買い得なパソコンが欲しかったのですが、おもちゃとして面白そうだなということもあり2in1 PCに的を絞り、ビックカメラで物色したのです。
その結果、ASUSのTransBook T100HA-128Sがそこそこお買い得感あったので購入しました。
2in1 PCとは?
今更2in1 PCを説明するのもなんですが…
2in1 PCとは、タブレットとしても、ノートパソコンとしても使えるパソコンです。
基本的にはWindows PCですね。
スペック的には本格的なノートパソコンよりも劣ることが多いですが、マイクロソフトのSurfaceみたいに高スペックな物も存在します。
画面はタッチパネルとなっていて、キーボードが取り外せたり、画面の後ろ側へ回せたりしてタブレットのように使うことも可能です。
T100HAは見た目はほぼ普通のノートパソコンなので、画面を取り外すとビックリする人もちらほら・・
ASUS TransBook T100HA-128Sを選んだ理由
この機種を選んだ理由を、当時を思い出しつつ挙げてみます。
見た目はノートパソコンである
一番優先した項目です。
基本的にはパソコンが欲しかったので、やはりノートパソコン的に使える物が欲しかったのです。
タブレットとしても使える
画面が取り外せてタッチパネルであることも優先しました。
キーボードを画面の裏面へ折り曲げる機種もありますが、それだとタブレットとしては重くなるんじゃないかな…という懸念があったためです。
本体ストレージが128GB、メモリが4GBある。
当時、2in1 PCではストレージが64GB、メモリが2GBの物が主流でした。
T100HAも基本的にはそうだったのですが、T100HA-128Sは128GB・4GBとちょっとだけスペックが上がっていました。
Windows10を使うには4GB程度はメモリが無いと厳しいようだったことも理由の一つです。
microSDが刺さる
データのやりとりに便利かなと(
USB type-Cポートがある
今でこそ私の持っているスマートフォンなどはtype-Cポートにほぼ統一されましたが、当時は基本的にmicroUSBでした。
しかし今後type-Cポートが主流になると思ったので、将来的なことを見据えてtype-Cポートが付いているこの機種を選びました。
T100HA-128Sのスペック
スペックはこんな感じです。
CPU | Intel Atom x5-Z8500 |
メモリ | 4GB |
ディスプレイ | 10.1型 1280×800 |
ストレージ | 128GB |
カードリーダ | micro SD/micro SDHC/micro SDXC |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n |
Bluetooth | 4.0 |
インターフェース | USB2.0×1 USB3.0 type-C Gen.1×1 microUSB×1(充電用ポートを兼ねる) microHDMI×1 マイク・ヘッドホンコンボジャック |
サイズ | 幅265 mm×奥行き175 mm×高さ8.45 mm キーボード装着時、高さ19.45mm |
質量 | 0.58kg キーボード装着時1.08kg |
ポート類はこんな感じの配置です。
そんなにハイスペックではないですが、Windows10が必要最低限動く感じですね。
ゲームはそこまでやらないのですが、試しにエロゲをインストールしてみたら普通にプレイできました(
Microsoft Officeがプリインストールされていますが、モバイル版なので、機能が少し制限されています。
後からフルスペック版のOfficeをインストールしましたが、画面が狭い部分を除けばそこまで不便無く使用できました。
T100HA-128Sを使ってみて感じたところ
2016年7月にMac miniを購入してからはサブ機になっていますが、約2年使ってみて感じた良いところと悪いところを挙げてみます。
T100HAの良いところ
そこそこバッテリーが持つ
表示上は4時間以上は軽く持つようです。
さほどスペックが高くない分、バッテリーの持ちは良いです。
…MacBookがあまりにもバッテリー持たなすぎて、最初は神に思えました(
タッチパネルはかなり使える
タッチパネルはかなり使えます。
画面のスクロールやOKボタンを押すときなどに、マウスやトラックパッドを触るよりも画面を直接タッチした方が早いです。
Windows10自体、タッチパネルを考慮したUIになっている部分があるのも、タッチパネルが使えると感じる理由かもしれません。(ただちょっと中途半端な面は否めませんが)
原稿書きぐらいなら十分こなせる
後述するようにキーボードに若干の不満があります。しかしそれでもなお、原稿書きぐらいなら十分こなせるだけの物はあります。
キーピッチは17mm、ストロークも1.5mmと、普段使っているMacBook Proと比べればやや小さめとは言え、十分な大きさがあります。
また極端に小さいと感じるキーはありません。ちょっとだけ「小さいな」っていうのは若干ありますが。
ATOKを入れた上で、Mac風にスペースキーの左右で日本語入力のオン・オフができるようにすることで、必要十分な入力がこなせます。
T100HAの悪いところ
充電に使うmicroUSB端子が弱すぎる
はっきり言ってこの機種の最大の欠点がこれです。
USB type-Cポートがありますが、こちらはデータ専用。充電は当時のスマートフォンやタブレット同様、microUSB端子を使用します。
…で、このmicroUSB端子がとにかく弱すぎる!
充電するために何度もケーブルを抜き差ししていると、内部のハンダ付けが外れるのか、コネクター自体が壊れるのか、次第に充電出来なくなります。
ある一定方向に力を加え続けたら充電出来る状態は決して健全とは言えません…
私の個体もmicroUSB端子が壊れて充電出来なくなりましたが、ネットで修理業者を発見し、直してもらいました。
修理後はマグネットのアダプタを使っています。もっと早くからこうすればよかった…
キーボードがたわむ
キーボード側の剛性がそこまで強くないのか、キーボードで入力していると明らかにたわむ感じがします。
また、タイプするとキーを底まで押し込んだ感覚やその音が微妙に不快感があります。
ここら辺が若干の不満の部分ですが、まぁ充電周りに比べれば大した問題ではないです。
トラックパッドが使い物にならない
一応トラックパッド(タッチパッド)が付いていますが、大きさは仕方ないにしても、それ以外の部分で使い物になりません。
個人的にトラックパッドが嫌いなのもありますが、それにしても…と言うレベルです。
クリック感が固かったり、感度が微妙だったり、お世辞にも快適なポインティングができる…とは言えません。
タッチパネルがあるとはいえ、マウスポインタを動かす際には必要な場面もあるので、私はBluetoothマウスを接続して使っています。 (1)家で使うときはMX ERGOを接続出来るようにしました
そこまで大きく開かない
画面が大きく開かないので、ちょっと見づらいと感じる場面はありますが、構造上仕方ないですね。
横から見るとこんな感じです。ちなみにこれが全開です…
これはちょっと使いづらい時があります…
電源入れても画面が表示されないことがある
電源を投入してもなんかログイン画面が出ない事あるんですが、電源長押しで強制再起動したら表示されるのであまり気にしてないです。
多分問題あるとは思うのですが…(
たまにキーボードを認識しなくなる
一時期、妻に貸してた時期があるのですが、妻から大変に不評だったのがこの点です。
T100HAに限らず、ASUSのTransBookシリーズにつきものの症状らしいのですが、ノートパソコン形態で使用していると、突然キーボードを認識しなくなって文字入力ができなくなる(ついでにトラックパッドも認識しなくなる)という症状があります。
そんなときは、本体を外してもう一度付けると使えるようになるので、そこまで不便でない…と感じていましたが、使う人によっては不評なようです(そりゃそうだ
今後もしばらく使うと思います
自宅ではほとんど使いませんが、夜勤の休憩時間やジョイフルなどでブログの原稿書くにはそれなりに使えるやつなので、今後もしばらくサブPCとして使うと思います。
手軽なWindowsPCとしてもそれなりに使えます。
あとは修理(交換)したmicroUSB端子がいつまで持つか…ですね……
もし新しいのを買うなら、お金があればSurface買うと思います(ちょ
現実的にはなんだかんだでASUSのTransBookシリーズから選びそうですが…
References