この記事は、ファジアーノのサポカンを要約してみようとしたシリーズの「その4 ネクスファジについて」です。
オフィシャルの議事録(pdf)では20ページ〜23ページあたりの内容です。
また議事録では「ファジアーノ岡山ネクストについて」とされている部分です。
なおこの記事内では「ネクスト」「ネクスファジ」の各表記が混在しています。
この記事を読む前に、要約してみようとしたシリーズの目次を読んでください。
サポカンの日程について (1)今回のサポカンはネクスファジのJFLシーズン最終戦、アウェーゲームのヴェルスパ大分戦の日に行われたため、特にネクスサポから日程面での批判がTwitter等であがっていた。
ネクストの試合と被っていて参加できないだろうという意見をもらっている。
2チーム保有しているため、そういった点も踏まえながら日程を組ませていただきたい。
ネクスファジの目標・運営する意義について (2)事前に寄せられた質問への回答
- 2009年にJ2へ昇格したが、駆け足での昇格となり戦力的には厳しいという判断があった。当時は降格が無く (3)J2からのJFL→J3への降格制度ができたのは2012年選手を多く保有し、真剣勝負の機会をトップ・セカンドでそれぞれ持ち、選手の伸びを期待し、セカンドの選手がどんどん伸びてトップチームの強化に繋がることを意図し、2009年にネクストを発足させた。
- Jリーグのチームはユースを必ず持たなければならない。地方のクラブでもそれは同じ。またJリーグでは選手がレギュラーで出る年齢が海外よりも高めである。 (4)海外では17・18歳でデビューすることもある一方、日本は21〜23歳あたりそのためファジアーノは「きちっとユースを育てていく」という考えで21歳までの育成ピラミッドについて責任をもつ必要を感じた。
- ファジアーノだけでなく、岡山県全体で環境と指導者が多く必要になる。プロチームにいた選手が、引退後にファジアーノのコーチやアカデミーの指導者、あるいは岡山県内で指導者としてサッカーやスポーツに携わることがサッカーの関心を深めていくことにも繋がる。
- 地元の選手を育て上げるということをどうクラブとして考えていくのかも踏まえ、セカンドチームの保有という選択になった。
- J3へセカンドチームが参入するという話がある。 (5)10月の段階でJ3へJ1・J2のセカンドチームの参入が報道されていた(参考)。その後、11月19日のJFA理事会にてJ3へJ1・J2のU-23チームの参入が決定した(参考)また日本サッカー界や岡山のサッカー界の状況を踏まえながら毎年クラブ内で意義などについて話はしている。
ネクスファジに関する質疑応答
質問者8「『来年ネクストはJ3へ参入しない、再来年以降だろう』という報道 (6)「J2岡山セカンドJ3参入希望も来季は困難」日刊スポーツ2015年10月6日(アーカイブ)があるがあったがどう考えているのか。早ければ早いに越したことがないと考えているのか、それともJ3が東西に分かれた時 (7)上記の日刊スポーツ記事内「再来年以降は東西に分け、2リーグ制となる方針」などの方が身の丈に合っていると考えているのか。」
ネクストはアカデミーの頂点と考えているが、毎年クラブ内で話し合いを続けている。J3という話は今回急に出たもの。ネクストのJ3参入が来季は困難と言う事への批判は強いことも理解している。 (8)「同時にここに関しましては、今日お集まりの皆さんも非常に批判が強いのも理解をしているつもりです。」という発言は、J3参入が2016年は困難だということを指していると思われるため、このように解釈しました。日本サッカーや岡山県の環境、ファジアーノの資金の状況などを総合的に考えて判断していく。
質問者9「ネクストの試合の動員に関してどう考えているか」
まずはトップチームの入場者数を増やすことに注力したい。ネクストも多くの人にサポートして欲しいとは思うが、ファンにネクストについてよく理解して頂く必要がある。まずクラブとしてどう発信していくか。最終的には若手選手・ネクストの選手を含めて応援していただきたいと思う。
質問者9「来年はセカンドチームの扱いが大きく変わる可能性がある。現在はトップとネクストの間での移籍制度の課題 (9)現在の規約では、トップとセカンドの間でも移籍期間内でなければ行き来が出来ない。があるが、来季J3へ大阪 (10)日刊スポーツ2015年10月6日の報道でガンバ大阪・セレッソ大阪共にJ3へセカンドチームを参入させる意向があるとされている。や鳥栖が参入し、クラブの中で2チームある場合の移籍が自由になった場合、トップとネクストの間の選手のやりとりで、例えばトップの選手がネクストの試合に出るなどという運用は考えているのか。」
現状でも23歳以下の選手については、現状でも育成レンタル制度によって移籍期間に縛られず、比較的行き来が自由になっているため、これを活用していきたい。当然、実力のある選手ということにはなる。
References