平成30年7月豪雨で特別警報が発表されてからはや3週間が経過しました。
岡山県内の被災地からも、徐々に商店の営業再開や、医療機関の診療再開などのニュースが伝えられ、復旧から復興の段階へ移りつつあるのかなぁと思っています。
さて、今回の豪雨では、公共交通機関にも甚大なダメージを与えました。
JR西日本岡山支社管内では、伯備線や津山線、芸備線など、県北を走る路線を中心に、長期間の運休が予定されています。
そして、小田川の堤防決壊により、町がほとんど水没した倉敷市真備町や、浸水被害を受けた矢掛町などを東西に走る第三セクターの井原鉄道も、7月6日から数日にわたり全線運休、10日より一部区間(三谷〜神辺)運転再開、そして、18日からは三谷〜総社にて代行バスによる輸送が始まりました。
さて、先週の7月19日、部分運転を行っている井原鉄道の三谷〜神辺に乗車してきましたので、簡単ではありますが、レポートしていきます。
井原鉄道へのアクセス
7月19日時点で、井原鉄道の部分運転区間(三谷〜神辺)の駅へ行こうとした場合、福塩線の福山〜神辺が運行していないため、福塩線神辺〜府中とともに鉄道網から孤立していました。
そのため、総社・清音から代行バスに乗る以外では次の手段が考えられました。
- 笠岡駅から井原駅までバス
- 福山駅から神辺駅までバス
- 車で自走
このなかで、今回は矢掛町の三谷駅まで車で自走を選択しています。理由は暑いから(;・∀・)
また、井原線の駅にはJRとの共用である総社・清音・神辺以外の駅にパークアンドライド用の無料駐車場が整備されているため(井原鉄道のホームページ内の記述より)停めることは可能であろうと判断したのも理由です。
バスの場合、時間が読みづらいのと、乗り換えが多くなる関係で時間がかかりすぎるのも理由でした。
なお、7月21日より、福塩線の福山〜神辺が運転再開したため、孤立状態は解消されます。
そのため、鉄道でのアクセスが楽になるかと思います。
三谷駅の様子
時系列ではなく、ポイント毎に紹介します。
まずは三谷駅の様子。この辺は浸水していない(はず)なので、特に変わった様子はありませんでした。
なお、待合室はエアコンなんぞないので暑かったです。
バス代行開始されたので、その告知が駅構内(ホームの下)にありました。
三谷駅から清音・総社方面を見てみると、線路が錆び始めていました…
13時26分発の神辺行きに乗ったのですが、夢やすらぎでした。
三谷行きの幕でした(ちゃんとこのあと神辺行きに変わりました)
井原鉄道好きな私の妻は「三谷行きの幕あるのは知ってたけど、使うことになるとは…」と話していました(
これは夕方17時過ぎですが、総社行きの代行バスです。
Twitterで見かけましたが、どうやらなかなかなバスらしいです…(; ・`д・´)
神辺駅の様子
次はJR福塩線との接続駅、井原線の終点神辺駅の様子です。
最初にも述べましたが、これは7月19日時点です。7月21日に福塩線福山〜神辺が運転再開しましたので、状況は変わっています。
JR神辺駅の駅舎。井原線の駅舎を撮るのを忘れました(ちょ
まだ福塩線運転再開前なので、JRの時刻表は仮のものでした。
16時30分発の三谷行きです。
井原線ではおなじみ(むしろ形式としてはこれしかない)IRT355です。当然三谷行きの幕です。
ところで、扉の所に何か描いてありますね。
マービーちゃん…!
多分、倉敷市と合併前の真備町が作ったキャラクターですね、これ…
マービーちゃんが三谷から東の真備町を走れる日が一日でも早く来てほしいものです。
沿線の風景
具体的な場所はちょっと分かりませんが、なんとなく気になった所を。
多分矢掛町内だと思います。
田んぼは青々としていますが、道や駐車場が茶色いので、多分浸水したところだと思います…
実はこれ撮影のタイミングをミスったんですが、左端にゴミの山が見えますね。
災害ゴミなんだろうなと思って撮ったんです(; ・`д・´)
まだまだ時間はかかりそうです…
真備町の被災は伝わってきていますが、矢掛町も浸水しているんですね。
徐々に復旧しつつあり、矢掛町のザグザグも今日26日に営業再開したりしています。
ですが、チラッと見えたゴミの山がかなり高かったのと、被災地域の広さや、報道されている真備町の被災の様子から、元のように戻るにはまだまだ時間がかかりそうだと感じました。
私自身、被災自治体の住民ではありますが、幸い、親戚含め直接の被害を受けた人はいないため、日常生活を送れています。
日常に感謝をしつつ、被災地域の一日も早い復興を願います。
今後も当ブログでは折に触れて豪雨被災地の訪問記録や、井原鉄道の復旧の様子などを投稿したいと思っています。