楽天モバイルを約1年契約して分かったサブ回線に適している4個の理由と3個の問題

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先日の記事で、楽天モバイルをメイン回線としては解約すると書きましたが、その記事中で、「サブ回線としてはおすすめできる」とも書きました。

サブ回線とはそもそも何か?も含めて、おすすめ理由を書いていきますね。

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サブ回線とは「トラブルが起きたときのバックアップ回線」

私が想定するサブ回線とは「いつも使っている電話回線にトラブルが起きたときのバックアップに使える回線」という意味合いです。

楽天モバイルも含め、携帯電話回線というものは時々トラブルが起きます。
システムトラブルでデータ通信が使えない、基地局が停電で圏外になった…
ここまでのことではないにしても、通信速度が急に遅くなるなんてことはありますよね。
そんなときにサブ回線を契約していれば、回線を切り替えることで、連絡を取ったり、データ通信を使用できたりできますよね。

いわゆる格安SIMと呼ばれるMVNOを契約している人にもサブ回線の契約はおすすめしたいです。
MVNO回線は平日の朝・昼・夕に通信速度が落ち込む時間帯があることは知られてきています。
特に平日の昼の時間帯は、Twitterやインスタさえ開くのが厳しいようなときもありますよね…
ただでさえ短い休憩時間、通信速度の遅さにイライラするのは休憩になりません。
そんなときにも、サブ回線として楽天モバイルを契約していたら、一時的にその時間は楽天モバイルに切り替える…なんてことができます。

あ、サブ回線にするには楽天モバイルはまさにうってつけの回線なのです!
だって、docomoでもSoftbankでもないですし、確かに楽天エリアではないところはau回線を使用しますが、独自エリア展開が急速に広がって来ていますし…ね。

同じ会社で契約しても意味がない!私の体験から…

サブ回線なら、別に同じ会社で契約してもいいんじゃない?と思われる人もいるかもしれませんね。
しかし、それは意味のない行為です。私自身がトラブルに見舞われたので少し紹介しますね。

2020年2月11日に、mineoで大規模障害が発生しました。

mineo、2月11日に発生した通信障害の原因を公表
オプテージは、MVNOサービス「mineo」において、2月11日に発生した通信障害の原因を公表した。

これは大手MVNOであるmienoのほとんどすべての人に影響があったと思われる障害でした。
障害の詳細については省きますが、mineoのau回線・docomo回線・Softbank回線の全てが一時的にデータ通信できない、通話もできないという状態でした。

私は、ちょうどこのときmineoを3回線契約していたのですが、au・docomo・Softbankと全て違う回線で契約していたのですね。メイン回線はauプランでした。
トラブル自体は夜間でしたが、運悪く出かける用事がありまして、しかもそれは駅に人を迎えに行く用事だったために、家を出てからは連絡が取れず、ヒヤヒヤしました。

このときの経験から、サブ回線を持つなら「メイン回線とは全く関係のない会社を契約すべき」と思うようになりました。
例えば、docomo本体と契約しているならサブ回線ではMVNOでau回線を契約する、MVNOのA社と契約しているならサブ回線ではB社にする…といった具合です。

そう考えると…docomoでもSoftbankでもなくて、エリア外ではau回線を使用しますが独自エリア展開が広がってきている楽天モバイルってうってつけの回線と思いませんか?

楽天モバイルがサブ回線に適している理由

その1「(ほぼ)無料で維持できる」

サブ回線ですので、多くのお金をかけるのはナンセンスです。
その点、楽天モバイルは回線の維持だけなら実質無料でできます!

確かに2020年5月から始まった1年間無料キャンペーンは終了しましたが、現在の料金プランである「Rakuten UN-LIMIT VI」はデータ通信量が1GB以下なら無料というプランになっています!
ということはですよ、回線を維持するだけなら使わなければ無料なわけです。(ユニバーサルサービス料は必要かもしれませんが…)
これって超お得じゃないですか?

その2「使ったとしてもかなり安い」

データ通信を使用したとしても使った分だけの請求が来る「Rakuten UN-LIMIT VI」は、その料金がかなり安いです。

すでに1GBまでなら無料というのは先に書きましたけど、それを超えてもなお安いという意味です。
3GBまでなら1078円、それを超えても20GBまで2178円、20GB以上はどれだけ使っても3278円と、MVNOならともかくdocomoやauなどのプランと比べると格安と言っていい料金プランとなっています。
サブ回線ですので、少しでも安いほうが維持しやすいので、安さは重要ですよね。

その3「無料通話もあるので発信用にもできる」

楽天モバイルでは、Rakuten Linkというアプリを使うことで、どれだけ通話しても通話料金無料になります。 (1)ナビダイヤルなどは別です

…とはいえ、私自身先の記事でLinkの品質の悪さを書きましたし、メインで使うには使いにくいと思います。
ただ、特定の使い方であれば無料というのは重宝するのではないでしょうか?
私自身、例えば「お店の予約や、問い合わせ」「職場への遅刻の連絡(苦笑) (2)そんなに頻繁に遅刻するわけではありませんよ…w などのシチュエーションでは、通話料無料というのを積極的に活用する形で利用していました。
そのため、使い方次第ではかなり使えるサービスなのではないでしょうか。

その4「なんなら持ってるだけで得をする!」

楽天モバイルを契約することで、楽天のサービスがお得に使えるようになるというメリットもあります。
色々ありますが、「SPUで楽天市場でゲットできるポイントが+1倍」(楽天モバイルキャリア決済を月2000円以上利用すると更に+0.5倍)というのが一番大きいかと思います。
楽天市場を積極的に活用している人はもちろんですが、今使っていない人でもポイントが溜まりやすくなることを考えますと、検討に値するのではないでしょうか?

それ以外にも「楽天ひかりを新規契約すると楽天ひかりの基本使用料1年間無料」「楽天モバイル対応のスマートフォンが楽天市場でお得に買える」などがあります。
期間限定で様々なキャンペーンも行っていますので、確認してみる価値はあると思います。

楽天モバイルをサブ回線にするときの問題

楽天エリアが狭い…

やはり問題点としてはエリアの狭さになってくると思います。
楽天モバイルの独自エリアはまだまだ狭いです。エリア外ではau回線に接続されますが、東京などの大都市圏ではそのサービスが終了していっているところもあります。
逆に地方都市では、郊外からエリア展開されている関係で、街の中心部で接続できないケースもあります。(au回線に接続されます)
そのため、エリアの狭さをどう捉えるかがサブ回線にするときの鍵になるのではないでしょうか?

無料通話アプリ「Rakuten Link」の品質が微妙…

先の記事でも書きましたけど、やはりRakuten Linkの品質は微妙です(苦笑
記事公開時点では「不在着信があった際、着信直後に大きな音で通知音が鳴る(たとえマナーモードであったとしても)」というバグが存在します。
楽天モバイルでも認識しているバグで、解決方法も一応案内されています。

お探しのページが見つかりません

端末のマナーモードとおやすみモード(サイレントモード)を設定することで一応この問題は解決することが可能です。
とはいえ、ちょっとめんどくさいですよね…

また、通話音質面でも、たまに「LINE通話のがマシじゃね?」「昔のmovaかよ!」と言いたくなるぐらいひどいときもあります。
そのため、メイン回線として使うには少々難があるのですが、サブ回線なら許容できるとかデータ通信しか使わないと言う場合には問題にはなりにくいと思います。

対応端末を準備しないといけない…

ある意味で、これが最大の問題かもしれません。
楽天モバイルは、対応端末を使用しないとまともに使うことが困難です。
サブ回線として使いたいのに、新しく端末を買わなければならないのであればちょっと意味がないかもしれませんね…

とはいえ、これも解決方法がないわけではありません。
例えばiPhone XSやiPhone XR以降のiPhoneを使っていたら、eSIMというものが内蔵されていますので、eSIMで楽天モバイルと契約することができます。

Androidのスマートフォンでも、eSIMが内蔵されているもがありますので、それを使う手はあるでしょう。
それ以外でも、データ通信と通話、SMSに対応していれば最低限使えますので、楽天モバイルの「ご利用製品の対応状況確認」で確認してみてはいかがでしょう。

もちろん、楽天モバイルで欲しい機種が売っていれば、それを買う方法もありますよ!

まとめ

この記事では楽天モバイルがサブ回線として適している理由を書いてきました。
約1年、メイン回線として使用しましたが、メイン回線としては失敗だったなぁと思っています。
それでもサブ回線ならかなりメリットの高い回線だと思います。
1年間無料は終わってしまいましたが、3ヶ月間無料で使えますし、それ以降もデータ通信をほとんど使わなければ無料ですので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

References[+]