看護師の私が実践している「物事を忘れないようにする方法」

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「やべー、これやるの忘れてた!」
「締め切り○時じゃん!間に合わねぇ!」
こんな体験、これを読んでいるみなさんにも心当たりがあるかもしれません。
私も、仕事はもちろん、プライベートでもよく遭遇します。
様々な工夫でみなさん、やることを忘れないようにしていることと思います。

さて、看護師をしている私は、どうしても時間で動く仕事が数多くあります。
ルーチンの業務以外に「○時にこれこれをおこなう」などという事が出てくることもあります。
そんなときに「やるの忘れてた!」となると、医療事故に繋がる可能性も出てきます…
また、やることとは別に、すぐにメモができない状況で、例えばやることを伝えられたり、突発的に患者さんのバイタルサインを計測したり、情報収集をしたりするなどといったケースもあります。
しかし人間の記憶能力には限界があります。そのため、しばらく経つと正確な情報を思い出せなくなってしまうことも多々あります。
そこで、私が仕事で実践している「物事を忘れないようにする方法」を紹介してみようと思います。

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前提となる仕事環境

私の勤務している病棟の看護方式は、機能別看護方式に固定チームナーシングとパートナーシップナーシングをチャンポンした感じです。
また三交替勤務です。夜勤は看護師2人での勤務となります。
療養病棟のため、長期入院患者が多く、ルーチンの業務は変化があまりありません。
電子化はあまりすすんでいません、当然、一人一つPCを使えるわけでもありません(

忘れやすい業務

自分が経験した忘れやすい業務と状況は次のような物です。

  理由・状況
朝の採血 朝食前に取らないといけないが、食べた後に忘れていたことに気が付いた
吸入薬の与薬 普段あまりいないため、たまにいると忘れてしまう
便の量や排尿の有無 交換した後に他のことをやると量や性状などを忘れてしまう
点滴の更新  日勤で忙しいと、気が付いたら更新時間をすぎていたりする
伝票などの記入 たまにリーダー業務をやると、リーダー業務特有の伝票や指示受けサインの記入を忘れる

…とくに伝票はよく忘れます(; ・`д・´)

実践していること

少しでも忘れることを少なくしようと、自分が実践していることがこちらです。

1・違和感を作り出す

これは特に夜勤で有効な方法です。
夜勤の場合は、看護師2人で勤務しているのですが、一つのチームを一人で受け持つ形になります。
そのため、言ってしまえばある程度自由が利くわけです。
そこで、例えば朝の採血がある場合、採血がある人の経管栄養を他の人とは違う場所に置いて違和感を作り出し、「何かあるぞ」と思える状況を作り出します。

2・すぐにメモできる環境を常に持ち運ぶ

昼夜関係無く実践している方法です。

看護師でとっさの時のメモというと、よく手首や手の甲にボールペンで書いているのをよく目にするかと思います。ある意味、一番手軽な方法です。
ですが、私は学生の時に先生から「あまり衛生的ではないからそういうことはしないように」と教わったため、自分自身は行ったことがありません。
そのため、メモ帳やメモ用紙を持ち歩いていましたが、ポケットの中でぐちゃぐちゃになったり、書きづらかったりという欠点がありました。
そんなとき、東急ハンズで、「wemo」という商品を見つけ、これを使用したところ、非常に使いやすく、また手首に書くのとさほど変わらない手軽さです。
wemoについては今後、レビュー記事を書こうかなと思います。

3・他の人にも声をかける

自分が覚えていられないのなら、みんなで覚えれば良い理論です(
例えば「○○さんの点滴がもう少しで更新できそう」とか「××さん、今日、レビンチューブ更新です」とかという情報は、別に自分以外がやってもかまわないことですよね。
そこで、あらかじめ声をかけておくことで、「あれ、やった?」などという会話が生まれ、結果、やることを忘れることを防ぎます。
ただ、これはプライマリーナーシングでは難しい気もしますね…
パートナーシップナーシングを取り入れているので可能なやり方と思います。
また、病棟の雰囲気にも関係してくるかと思いますので、どこでもできる方法ではないかもしれません。

4・必ず見る場所にメモを貼る(メモを書いておく)

日常生活でも実践している方法です。
例えば玄関に持ち物リストを貼って忘れ物を防ぐとか、パソコンのディスプレイの横にメモを貼っておくとかありますよね?それと同じような事です。

私が仕事で実践している方法は、仕事で使うバインダーのクリップの部分に付箋を貼って置く方法です。
このバインダーは、通常、申し送り事項や患者さんのバイタルサインなどを書いたメモなどを挟んでいます。
その日の事は紙に書いて挟んでおけば良いのですが、何日か先の事だと埋もれていってしまいます…
しかし、バインダーのクリップ部分に貼っておけば忘れないだろうという事です。
ここには、絶対に忘れてはまずいことを貼るようにしています。

そのほかにも、例えば自分のレターボックスや更衣室のロッカーに翌日絶対にやらないといけないことをメモして貼っておくこともあります。
また採血に関しては、違和感を作る以外にも、あらかじめ採血予定者の経管栄養のバッグかチューブに「採血あり」などと書いたメモを貼っておくこともあります。

5・開き直る、そして急いでやる(

これは忘れないようにする方法ではありませんね(;・∀・)
患者さんに直接関わらないこと、例えば伝票や書類などを忘れていた場合は、いっそ開き直ることも必要だと思っています。
大丈夫、そのうち忘れなくなります(

そのほかにもあるかもしれません…

自分が意識的に実践しているのはこの4つの方法ですが、他にも忘れにくくする方法はあると思います。
もし、これを読んでいる皆さんで、「私はこうしている」と言う物がありましたら、是非Mastodonメールフォームから教えていただければと思います。
可能な範囲で紹介していきたいと思います。