大学中退をチャラにできる資格とは?中退を考えている人は必見!

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大学を中退することを考えているときに、その後の人生について考えますよね?
他の大学へいくのであればともかく、中退後の進路を考えていないと、ニートあるいは引きこもりまっしぐらという事態になってしまうかもしれません。
私も大学を中退しています。大学中退というマイナスを打ち消すために、「大学中退していても将来的に食いっぱぐれないであろう資格を取得する」ことを考えました。
私の思考過程を振り返りながら、どういった資格を取れば良いか、具体的に紹介していこうと思います。

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考え方の基本方針「中退というマイナスを埋める」

大学中退は人生においてマイナスになる出来事であることは言うまでもありません。
仮に大卒資格を得ていれば、最低限大卒であると言うことでそれなりの職にありつける可能性は高いです。
しかも新卒であれば仕事を得ることは中退よりもたやすいと言えるでしょう。
しかし中退したことで、新卒カードを持たず、スタートラインがマイナスになっているわけです。
そこでそのマイナスを埋める資格を取ることが必要です。

大学中退というマイナスを埋めるのは国家資格

中退を埋めるのに適しているのは何らかの国家資格であると言えます。
国家資格を得るためには試験が課されます。
また受験資格を得るために、何らかの形で講義を受けたり実務経験を経たりする必要がある物もあります。
いずれにせよ、国家資格を得るために何かをやり遂げる必要があります。
中退後であっても資格を取得していれば、履歴書上の印象は上がると考えられます。

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資格の“持続性”“利用価値”を考える

国家資格であればなんでもいいかというとそうではありません。
例えば普通自動車運転免許はほとんどの人が持っていますが、それだけで何らかの仕事ができるかというと意外と難しいのではないでしょうか
運送業者では大型自動車免許が必要になることがあります。タクシーやバスと言った旅客を運ぶ業種では第二種免許が必要になります。
これらの会社では、会社として資格取得をサポートしている場合が多いですが、やはり最初から持っていた方が仕事に繋げやすいのでは無いかと思います。
一方で、介護施設の送迎は第二種免許は必要ありませんが、福祉系の資格がある方がなお良いと思われます。
また、ITパスポートはもし情報系企業に進むのであれば「取っているのが常識」レベルですし、難易度も優しいと言われています。大学中退を埋める武器にすることを考えると、単体では力不足感が否めません。
一方で、看護師を持っていると医療系の仕事でかなり選択肢が広がりますよね。
美容師を持っていたら、将来的に化粧品メーカーへの転職なども視野にはいるかもしれません。

さらに将来にわたってその資格を用いた仕事が続くかという部分も考える必要があります。
自動運転が普及したらもしかしたらタクシー運転手は必要無くなるかもしれません。でも人類が絶滅しない限り、人は子どもを産み育てそして老いて死んでいくので、子育てや病院や老人介護に関わる仕事は無くなることはありません。
将来にわたって持続して仕事が存在することが見込める資格を選ぶことが重要です。

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難易度とコストパフォーマンスを見極める

ただ闇雲に資格を取得すれば良いという物ではありません。
その難易度とコストパフォーマンスを見極める必要があります。
例えば、医師免許を持っていれば将来、平均年収1700万円と社会的なステータスが得られますが、大学中退という時点から医師免許を取得するのは並大抵の努力ではなしえませんよね。さらに金銭的にもかなりの負担になることが予想されます。
もちろん、どうしても医師になりたいというのであれば、医師免許取得を目指すのも良いでしょう。
しかし、そういった確固たる信念がない場合は、資格取得の難易度とコストパフォーマンスを見極めながらどういった資格の取得をめざすのか検討していく必要があります。

私が選ぶ大学中退者におすすめの資格4つ!(+2)

私の独断と偏見で、大学中退しても武器になる資格をピックアップしてみました。

介護福祉士

わりとおすすめの資格です。
まず、介護福祉士は介護士とは違います。
介護士は介護を仕事にしている人全般を指します。この中には介護福祉士も含まれてしまいますが、他にも介護職員初任者研修(旧・ホームヘルパー2級)や無資格の介護職員などをひっくるめた総称となっています。
介護福祉士は国家資格ですので、国家試験を合格した (1)以前は養成校卒業しただけで取得できましたが、現在は国家試験合格が前提条件となっています 人が名乗れる資格となります。

介護福祉士国家試験を受験するためには、介護福祉士養成校を卒業するか、現場経験を積む必要があります。
そのため、無資格で働き始めて一定の年数を経た上で資格取得していくということもできるため、金銭的に厳しくても取得に繋げやすい資格です。
また、職業訓練校でも学費無料で介護福祉士資格を取得できる場合があります。
なお、介護施設は慢性的に人手不足のため、無資格でも就職しやすい状況もあります。
とは言え、介護福祉士を持っていないとかなり給料が安いため、資格を取っておくことは重要です。

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看護師

看護師は病院などで看護業務を行う資格です。
大学中退からこの資格を取得するためには、看護師養成校(いわゆる看護学校。専門学校や短大など)を卒業する必要があります。
そのため、中退後であっても最終学歴は「専門学校卒」になるため、マイナスが打ち消されやすくなります。
奨学金などをうまく活用すると金銭的な負担が少なく取得できる可能性があります。

保育士

保育士は保育園などで幼児保育を行う資格です。
この資格も養成校を卒業する必要があります。職業訓練校でも学費無料で取得できる場合があります。
低賃金であったり、仕事が過酷だったり、男性では働きづらい状況が話題にはなります。しかし保育の仕事は無くなりませんし、自治体によっては待遇改善を推し進めてる所もありますので、うまく資格を利用したいものです。

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調理師

調理師は飲食店や学校や病院・福祉施設の調理場で調理に携わる資格です。
調理を行う仕事自体は無資格でも行う事ができます。
しかし、調理師を持つ事で、料理や食材、食品衛生の知識を手に入れることができます。
経験がなくても仕事に繋げやすい資格ですね。
なお、調理師国家試験を受験するためには養成校卒業するか、実務経験2年以上が必要です。

おまけその1:公務員試験

国家公務員・地方公務員共に、高卒扱いとして、年齢制限にかからなければ受験することができます。
国家公務員・地方公務員いずれの場合も、それぞれの公務員試験を受験し合格しなければなりません。
しかし、公務員として就職することができれば、福利厚生がしっかりしていたり、安定した収入が得られたりすると言うメリットが受けられます。
大学中退していても十分に働くことができますね。

なお、一般職や事務職以外でも、例えば看護師資格を取得した後に公立病院や国立ハンセン病療養所に就職すれば、公務員として働くことになります
一方で国立病院は現在、独立行政法人化により公務員ではありませんが、公務員同様の福利厚生があります。

おまけその2:職業訓練校

職業訓練校は、就職に役立つ資格や技能を修得できる学校です。
ハローワーク経由で申し込むケースが一般的かと思います。
例えば溶接だったり左官と言った、工場や建設現場などで役立つ技能修得を目指すコースがあります。
他にも福祉系の資格や、中にはさぬきうどんの作り方を学べるコース (2)香川県で実際に開講されたことがあります などもあります。
ハローワークで問い合わせてみると良いと思います。

なお、職業訓練校の場合、授業料は低廉か無料の場合が多く、受講に当たって選抜のための試験は課されますが、大学入学できる程度の学力があるなら問題なく解けるレベルだと思います。

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資格を取りに行くことで道が開けることもある

私の場合は、大学中退時に「これからの超高齢化社会、介護福祉士取っとけば食いっぱぐれることだけはないだろう」と考え、職業訓練として介護福祉士養成校に入学しました。
勉強を行っている中で、医療的な知識も必要だと痛感しつつあったころに、先生から介護福祉士取得後に看護師を取ってみないかと誘われ、同じ学校の看護学科に入学し、現在に至ります。
そのため、大学中退後に遠回りを重ねた感はありますが、現在では看護師として正職員として働けています。
10年前には想像もしなかったことですが、中退後に介護福祉士を取りに行っていなければ今の自分は存在しません。
資格を取りに行くことで、将来の道が開けてきます。
大学中退しても諦めないで、なんらかの武器を取りに行きましょう!

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