転倒事故を題材に、病院でよく書かれる事故報告書を書いてみた。

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先日、転倒事故を起こしたので、事故報告書を提出致します。

この記事は、医療現場で用いられている「インシデント・アクシデントレポート」「事故報告書」等で書かれる内容を元にした「ネタ記事」です。

しかし、転倒したのは「事実」ですorz


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事故報告者・当事者の属性

報告者及び当事者こばしつばさ
報告者及び当事者の属性男性 30歳代 看護師
バイク通勤歴2年(50ccも含む)
現在のバイクの乗車歴10ヶ月

場所及び発生日時

発生日時平成30年11月13日午前2時頃
発生日の属性平日深夜
場所自宅近くのスーパーマーケット駐輪場付近 
特記事項準夜勤務の帰り、雨上がり

事故の概要

午前1時までの準夜勤務を終え、帰宅前にスーパーマーケットへ立ち寄り、飲み物などを購入。
その後、帰宅するためにバイク(PCX150)を発進しようとしたところ、タイヤがスリップし左側へ転倒した。
当日は雨上がりであり、路面は濡れていた。また駐輪場付近はツルツルしたタイル張りとなっており、普段から滑りやすい状態であった。
なお当該バイクのタイヤの溝はスリップサインは出ておらず、十分に溝が残っている状態である。

事故に対する経過と対応

当事者は事故直後、何が起こったか理解できていなかったが、アクセルから手を離し、エンジンのメインスイッチを切ることができた。
左下肢へバイク(PCX150、推定重量140kg)が乗っていたが、疼痛は感じなかった。
起き上がろうにも、左下肢へバイクが乗った状態であったため、まずは抜け出ようとした。そのタイミングで、偶然事故を目撃していた、作業服を着た男性(推定年齢30代)がバイクを起こしたため、当事者は起き上がることができた。

なお、バイク(PCX150)は左のミラーのネジが緩み、向きがずれていた物の、それ以外に目立った傷はなかった。
搭載していた荷物についても大きな被害は見られていない。
車載工具でミラーを調整した上で帰宅した。
当事者は外見上出血や内出血は無いものの、事故後しばらく経ってから左大腿部の疼痛と左上肢の違和感を感じている。しかし動作や日常生活に支障を来していないため、積極的な治療は行っていない。

推定される事故原因

  • 路面が濡れていた、また乾燥状態でも滑りやすい状態の素材であった。
  • アクセルをひねりすぎた。
  • 自宅近くと言うこともあり、油断があった。

対策

  • 路面状態にあわせ、滑りやすい場合は滑りにくい場所までバイクを押して移動し発進する。
  • アクセルをゆっくりとひねるようにする。
  • 走行する際は十分に注意する。

当事者・家族への説明とその必要性

当事者当事者=報告者なので説明の必要がない
家族翌日、軽く説明をした

当事者に与えた影響レベル

レベル2

影響レベルの分類

  • 0:患者には実施されなかった
  • 1:患者への実害は無かった(影響を与えた可能性は否定できない)
  • 2:処置や治療は行わなかった(観察の強化など)
  • 3a:簡単な処置や治療を行った(鎮痛剤の投与など)
  • 3b:濃厚な処置や治療を行った(手術など)
  • 4a:永続的な障害や後遺症が残ったが、有意な機能障害や美観上の問題はない
  • 4b:永続的な障害や後遺症が残り、有意な機能障害や美観上の問題がある
  • 5:当該事故が起因となり死亡

今回の転倒事故は、患者(=当事者であるこばしつばさ)に疼痛という影響が起きているものの、処置や治療は行っていないためレベル2と判定


 

今回はネタということで、転倒事故を題材にして、病院で書かれている事故報告書の内容をピックアップしてみました。

実際には、各病院で様式が異なりますし、書き方も異なる場合があります。

事故報告やインシデント・アクシデントについては記事にしたら面白いかも…?

 

ちなみにPCXでは3回目の転倒だったりします…(1度目は立ちゴケ、2度目はぬかるみにハマった)
約10ヶ月で3回の転倒は多いのか少ないのかよく分かりません(;´∀`)
しかし、今後とも十分に注意していきます。

最後に、あの時PCXを起こしてくださった作業服の方、本当にありがとうございました。