看護実習中の空き時間をどう活用するかで、良い実習ができるかどうかが決まる!

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看護実習に行っていると、受け持ち患者さんに予定していたケアが全て終わって、手持ち無沙汰になってしまうこと、ありませんか?
もしくは、受け持ち患者さんに「ちょっと一人にさせて欲しい」などと言われて、患者さんと関われなくなったこと、ありませんか?
実習中の極度の緊張状態の中で、時間が空いてしまうと焦りが生まれてきますよね。
そんなときにどうするか、私なりに考えてみました。

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まずは実習指導者や教員に相談する

時間が空いている原因が何であっても、まずは実習指導者や教員に相談してみましょう。
単に計画を立てたことが全部終わったり、次にやることまで時間が空いていたりするだけなら、下で紹介しているようなことを提案してくれるかもしれません。
あるいは、課題や指導者・教員が気になっていたことなどを教えてくれるかもしれませんね。

もし、患者さんとの関わりの問題があるのなら、そのことを相談してみましょう。
学生の間は一人しか患者さんを受け持たない (1)統合実習・綜合実習の場合は2人もつこともありますが。 ため、濃密な関わりができる反面、患者さんによっては「うっとうしい」「受けてはみたけど、邪魔だな」と思うことがあるかもしれません。
そういった際に、第三者的な目線で、教員や指導者からアドバイスをもらう事は、その後の実習にとってプラスになると思います。

他の患者さんのケアを見学させてもらう

実習に行く病棟は、それぞれの診療科で専門的な治療を行っている場合が多いです。 (2)私の勤務先だと、療養病棟だからか、診療科とはあまり関係無いことも多いのですけどね…w
そのため、受け持ち患者さんには必要ないけれど、他の所では見られないような処置や治療、ケアが行われているかもしれません。
そういったことを見学させてもらう事も、学びになります。
また、他の病院で見たことのあるケアでも、病院や人によってはちょっとずつ違うやり方をしていることがありますが、そういった違いを知る事も勉強になります。
病棟で見学させてもらった事は、国家試験で「そういえば…」的な形で役立つこともあるので、機会があれば積極的に見学させてもらうと良いと思います。

カルテから情報収集を行う

定番と言えば定番ですが(苦笑
実習序盤では特によく行われると思いますが、カルテにはさまざまな情報が載っています。
特に実習では見る事がない夜間の様子や、家族関係、既往歴や病歴などはカルテから情報収集を行う事がほとんどだと思います。
空いた時間を積極的に活用して、情報を集めると、直接関わったときには見る事ができなかった部分が分かってくるかもしれません。
手書きカルテの場合は、どうしても病棟の看護師の業務の合間を縫ってにはなりますので、タイミングもあるとは思います… (3)私の勤務先の場合は、できるだけ実習生が情報収集しやすいように配慮しています。私個人的には「帰るまでに自分の記録が書ければいい」と思っているので、「あれ?どこにある?」とはなっても、学生が見ている所を横取りするとかはしませんよ。
電子カルテの場合は、同時に複数箇所から閲覧できることもあるらしいので、病棟の看護師の業務を大きく邪魔することなく情報収集が行えるかもしれませんね。

いっそリラックスする

何もやることがなかったら、いっそリラックスしてしまうのも一つの手かもしれません。
実習時間中、ずっと緊張感を保ち続ける事は不可能です。
どこかで一度リセット、リラックスすることで、より良いケアに繋げることができます。
ただ、あまりにリラックスしすぎると「やる気がない」ように見えてしまって、後々の評価にマイナスの影響を与えてしまうかもしれません…
そのため、例えば、「カルテを読んでいる振りをする」「記録をまとめている振りをする」「資料を読んでいる振りをする」などの対策(?)を取りつつ、気持ちを休める事がいいのでは無いかなと思います。
本当は仮眠を取ったりできるといいんですけどね…

空き時間の活用方法は就職してからも使える!

就職してからも、ちょっとした空き時間が生まれることはよくあります。 (4)病棟にもよるとは思いますが…
そのため、空き時間をどう有効活用するかの方法を知っておくことは将来就職してからも利用できる小技になります。
看護実習中の皆さんも、もしちょっとした時間があったら、さまざまな方法を試しつつ、より良い実習になるように工夫してみてくださいね。

References[+]