今年の1月にPCX150を購入して、瀬戸大橋を渡ったりしていましたが購入したメインの目的は通勤です。
そして、先週(8月27日)、走行距離5000kmを突破したこともあり、あらためて通勤視点でPCXをレビューしてみたいと思います。
あと、この記事を公開しようとしたら台風が接近してきたので、ついでに台風接近時の転倒防止策も載せています。
あらためて仕様確認
私のPCXはKF18です。年式としては2017年式ですが、基本的には2014年にモデルチェンジしたものとなります。
主な仕様を載せておきますね。
型式 | JBK-KF18 |
全長×全幅×全高(mm) | 1,930×740×1,100 |
シート高(mm) | 760mm |
車両重量(kg) | 131kg |
排気量(cm3) | 152 |
燃費(定地燃費値 km/L) | 52.9(60km/h定地走行テスト値)<2名乗車時> |
燃費(WMTCモード クラス2-1 km/L) | 45.6<1名乗車時> |
燃料タンク容量(L) | 8.0 |
2018年9月時点の通勤環境
自宅から職場まで約7km、ほとんど岡山市街地です。
そのため、どうしてもストップ&ゴーが多くなります…
また三交替のため、時間帯によって交通状況が変わります。
夜はすいてるんですけどね…
朝と夕方はとにかく渋滞
基本的に渋滞してます…
抜け道なんかも使うのですが、旭川を渡らないといけないため、橋を渡るのですが、朝の時間帯はどこの橋も渋滞していますので、時間がかかってしまいます。
50ccに乗っていたときはすり抜けを多用していましたが、PCXでは50ccに比べるとすり抜けしづらい感じはあります。
ただ、車幅の感覚がついてきたのか、比較的すり抜けできるようにはなってきました。
夕方も渋滞するポイントはありますので、やはり朝と同様ですね…
日勤の帰りの場合は急がないので、すり抜けはあまりやりませんけどね。
標準で装備されてるものはどうか
ミラー…まぁまぁ見やすい?
50ccとたいして変わらんような気もしますが、まぁこんなもんなのではないかなと。
欲を言えばもうすこしミラーの大きさがでかくてもいいかなぁと思いますが、交換すればいいだけですしね。
ヘッドライト…遅れて照らされる感じが微妙
50ccでは社外品のLEDバルブに交換してかなり明るかったので、それと比べると正直暗い感じはします。
とは言え、標準で考えれば十分明るいと思うので、明るさに関してはそれほど不満はありません。
むしろヘッドライトがハンドルと連動しないのが未だに違和感あるっていう…w
カーブを曲がるときなどに、遅れて照らされる感じがするのがなんとも…微妙。
ブレーキ…標準だと1つだけ不満
仕様表にも書きましたけど、リアはドラム、フロントはディスクで、コンビブレーキ付きです。
止まらない訳じゃ無いし、ブレーキの効きが甘いと感じた事も無いし、なんならロックさせてしまって冷や汗かいたこともありますので、制動力は問題無いと思います。
ただ、不満というのが、リアブレーキを固定する手段(パーキングブレーキ的な機能)が標準ではついてないことでしょうか…
専用のブレーキストッパーも社外品で売っていますが、私はヤマハのAG200のクラッチロックレバーを流用する方法で解決しています。(加工とかはいろんなサイトに書いてあるからいいかな…
もう一つ、リアブレーキのワイヤーがすぐ伸びる(気がする)ってのもあるんですが、ドラムブレーキだし仕方ないのかなと思ってます。
シート…背もたれ欲しい(笑
仕事柄、たまに腰痛になるので、背もたれ欲しいです(笑
社外品のシートに変える選択肢もありそうですが、まぁ座りにくい訳じゃ無いので…
足つきはちょっとキツいです。短足気味の体型なので……
メットイン…ヘルメット入らねぇ(
いや、容量的に不満は無いんですよ、50ccよりもたくさん入るようになったんで、助かってます。
ただ、私のヘルメットは入らなかった……大きすぎて()
ヘルメットを入れるためにリアボックスを50ccから移植しました……
結果的に荷物もリアボックスにいれることが多いです(苦笑
付け足した装備
いくつか付け足した装備がありますが、まぁ通勤向けなのはリアキャリアとブレーキストッパーぐらいです。
- リアキャリア…リアボックスを付けるために追加。
- ブレーキストッパー…前述
- ヘルメットホルダー(右画像)…コンビニフック的に使えるように購入。たまに使いますが、通勤では使うこと無いですね…
- スマホホルダー…通勤では全く使わないけど、そのうち記事にするかも。
燃費はどうか
通勤メイン、たまに長距離…という条件ですが、満タン法によると2月〜8月までの平均38.0km/Lです。
特に低燃費走行は心がけていませんが、アイドリングストップは常時使用しています。
長距離が多くかつ低燃費走行を意識した時は45.8km/Lを記録したので、もう少し伸ばせるのかもしれません。
ちなみに、PCX自体の燃費計だと、これより概ね1割程度良い値がでています(
燃料タンクが8Lあるので、満タンから300km程度走行可能です。
そのため、通勤だけなら1ヶ月給油しなくてすみます。かなり楽。
50ccの時は燃費が50km/L程度でしたがタンクが5Lだったので250km程度…まぁたいして変わらないと言えば変わらないと言えます。給油頻度は減った…とも思えませんが。(通勤以外にも乗るから)
年間換算した場合のコスト
任意保険はネット割引等もあって年間43820円でした。
ここが150ccのデメリットかもしれませんね…
125ccなら自動車保険のバイク特約が使えてバイクだけ考えれば1万円程度になるので、ここは確かに高いです。
とは言え、下に書いた事情により、数年後に250cc以下のバイクで乗り換える可能性もあるので、その場合は同じ軽二輪であれば保険の対象の車両入れ替えが行えますので、割り切ってます。
そもそも免許が「普通自動二輪AT限定」なので、400ccまでしか乗れませんしね(
そのほか、燃費から計算すると、1ヶ月20日勤務として、通勤では1ヶ月にガソリンを約7.4L使う計算です。
ガソリン代を計算しやすくするため150円/Lとすると、月に1110円ですね。単純に年間計算して13320円。
自賠責(年間8650円)や軽自動車税(3600円)は必ずかかるものですので、それらも加えると…
片道7kmの通勤をPCXで行った場合、一年に69390円かかる。
と言うことになります。
ガソリン代変動によって金額はかなり変わりますが…
他の通勤手段との比較(計算上)
自宅の最寄りのバス停から職場の最寄り駅まではバスがあります。
また自宅最寄り駅までも一応徒歩圏内です。
職場の最寄り駅からはなんとか徒歩圏内です。 (1)駅の駐輪場に通勤用自転車を置くと言う選択肢もありますが、ここでは考慮しないことにします
そこで、公共交通機関や所有している軽自動車(街乗りだと14km/Lしか走らない)“など”で通勤した場合を想定して計算してみます。
なお軽自動車とPCXは「(年額換算の)自賠責と任意保険、軽自動車税を計算に入れない(ガソリン代のみ)」ものと「入れた」ものを算出しました。
車検費用やメンテナンス費用は考慮しません。
また、バスは(民営バスとして)日本最低運賃の宇野バスで、鉄道はJR西日本、それぞれ6ヶ月定期×2、それぞれ自宅最寄り駅またはバス停から職場最寄り駅までです。
もうめんどくさいので、いきなり計算結果です。
年間費用 | |
PCX(ガソリン代のみ) | 13,320円 |
PCX(諸経費込み) | 69,390円 |
軽自動車(ガソリン代のみ) | 36,000円 |
軽自動車(諸経費込み) | 138,720円 |
宇野バス | 68,040円 |
JR西日本 | 52,860円 |
自転車(購入費用除く) | 0円 |
徒歩(飲食費等を除く) | 0円 |
…JR安い!((
とは言え、夜勤の関係で終電や終バスでは帰れないことも考えると、公共交通機関の安さは夜勤がしづらくなることの裏返しでもあると思うので、微妙な所ですね…
また台風や災害時にはJRもバスも止まってしまうので…
単純に運賃・ガソリン代だけ考えたら、PCXは安いです。
…え、徒歩や自転車?ほら自転車は沼だって言うし……
PCX通勤の今後
実は来月から通勤距離が伸びます(!
訳あって引越しをしますので、約30kmになります…
まぁ30kmの通勤になることはPCX購入時に想定していましたが、転職を想定していたものでしたので、引越しによるものでは無かったですね(
とは言え、結果的に想定していた状況でもありますので、PCX通勤の本領発揮と言った所でしょうか(?
引越し後の通勤環境としては、約20km程度岡山バイパスを走る感じになります。
しかも大半が高架区間ではないため、朝夕の渋滞にはまる形にはなります…
まぁなんとかなるっしょ(
一応、夜勤(の深夜勤務)に関しては、特に明けの朝の危険性が高いため、電車通勤するつもりではいます…
PCXでしんどくなってきたら250ccクラスに乗り換えるかもしれませんが、燃費との兼ね合いですね…ガソリンが高いですし…
また、30km通勤でしばらく経ったら、PCX通勤の長距離編でも書きますね。
余談…台風接近時の転倒防止策
今年は7月の西日本豪雨以降、いやがらせのごとく岡山へ台風が接近してきます…
幸いにも台風接近時にPCXで通勤する機会はない (2)車を使っちゃったり、休みだったりのですが、自宅アパートの駐輪場に置いておくことになりますので、転倒防止策をある程度はとらないといけません。
そこで、私なりの転倒防止策 (3)策と言うほど大したことはしていませんがも紹介しておきます。
サイドスタンドを使用する
普段はセンタースタンドを使用しているのですが、サイドスタンドを使用して、3点で地面と接するようにしています。
後輪が接する分、センタースタンドよりも安定する…ような気がする。
あと少し左へ傾き加減になるので、センタースタンドで直立させるよりも風に強そうな気がします。
前輪・後輪にブレーキをかける
どれくらい効果があるか分かりませんが、タイヤ自体を固定するために前後輪共にブレーキをかけた状態にします。
後輪は前述したブレーキストッパーを使用します。
画像は使い回しです(は
コンビブレーキなのでこれだけで前輪も多少ブレーキがかかりますが、念のため、前輪もブレーキを引いた状態を維持できるようにマジックテープのバンドを使って固定します。
リアボックスは外す
少しでも風を受ける面積を小さくしたいので、リアボックスは外します。
地味にこれがめんどくさくて、玄関に置いとくんですが、わりとでかいので外すと邪魔なんですよね…
んで、次に乗る時に持って出るんですけど、大抵は出勤時なので荷物が増えてめんどくさいって言う(
壁を右側にして停める(停めれるとき)
現在住んでいるところの駐輪場は、三方がちょっとした壁(目隠し用?)になっているため、右側に倒れたときは壁で支えてもらえるように駐車します。
ただ、ここに他の住人の自転車が停まっているときは使えない方法でもあります…その時は諦めます(
あと、壁側に倒れかかったときに、バイクに傷が付く可能性もありますが、もう傷は付いているので、やっぱり諦めます(2度目
それでもがっちり固定しているわけではないので、倒れる可能性はありますが、現状取り得る対策は全て取っているので、ここまでやって倒れたら諦めます(3度目
References