私が新人看護師と接する際に気をつけている5つのこと

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私の職場にも4月に新人看護師が3人ほど配属されました。
育休を取らなければプリセプターをしていたと思うのですが、それはさておき…
私の勤務先では基本的にOJT(On-job training)のため、勤務初日から病棟配属されて現場で教育するシステムになっています。
そのため、プリセプターでなくても、新人看護師に対していろいろなことを教えたり時には注意したりすることはあります。
そこで、私が新人看護師と接する際に気をつけていることを挙げてみたいと思います。

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1・怒鳴らない

おだやかな心で話したい

いや、これ当然のことだと思うんですけどね。
私が新人の時は怒鳴り散らす先輩がいたんですよ…
自分はこれがイヤだったので、とにかく冷静に話すようにしています。
怒鳴ってしまうと聞く方は萎縮します。そして内容が頭に入りません。
できるだけ落ち着いた口調で話すように心がけています。
まるで凪の海のような気持ちでいたいですけどね…

2・半年間はできなくて当然だと思う

うちの病棟だと、わりと1ヶ月で判断する人が多いですし、表向きは彼らに意見を合わせてるんですけど…
個人的には看護師として最低限ルーチン業務ができるようになるまでは半年かかると思っています。
自分がそうだったというのもありますが、半年ほどすればその病棟で起こる大抵のことを経験すると思うんです。
経験していないことはできなくて当然なのだから、何度だって教えてあげればいいんです。

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3・どこまで分かっているか確認してから教える

交替勤務の中で教育していく以上、相手にどこまで教えたか、どこまで分かっているかという情報を持っていないことが多いです。
マンツーマンであれば前日これを教えたから次はこうしよう…というのを考えやすいと思います。
しかし、交替勤務である以上は、自分以外の人がなにをどう教えたかを把握する必要があります。
そのため、「これは知ってる?」「やったことある?」などと聞いてみて、場面によっては実際にやってもらうことでどこまで分かっているかを把握してから教えるようにしています。

4・「自分はこう考えている」「自分はこうしている」と言う事を補足してから教える

同じ業務を行っていても、人によって微妙にやり方が違ったり、私自身が仕事をしていく中で簡略化していたりするようなことがあったりします。
そこで、「自分はこう考えている」「だからこうしている」と言ったことを補足した上で、教えるようにしています。
…もちろん、業務マニュアルから逸脱しない範囲の話ですよ?
たとえば、記録の書き方なども、ちゃんとマニュアルはありますが、人によって多少の差が出ているのは事実です。そこで、「こういうポイントを抑えて書けば大丈夫だと自分は考えている」といった言い方で教えています。

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5・新人自身で気付くような誘導をする

これ、新人からすると鬱陶しいのかもしれませんが…
私は、他人から教えられるよりも自分で気付くほうがより覚えることができると思っています。
他人から聞いたことはすぐに消えていきやすいですが、自分で気付いたことは長く自分の中に残ります。
なので、例えば「なにか忘れてない?」などと怒鳴らずに穏やかな口調で話すようにしています。
新人自身が気付くことで「あ、これはこうだった」と思って欲しいな…と考えています。

安心して患者さんを任せられる看護師になってほしい

新人と同じシフトだとどうしても我々先輩の負担が大きくなるのは事実です。
まだまだ我々と同じだけの仕事は無理です。そんなことは最初から分かっています。
しかし将来、安心して患者さんを任せられる看護師になってもらうために、ゆっくりでいいので成長していってほしいな…と思っています。
今年は私は育休でしばらく抜けるのですが、職場復帰したときには一人前…とまではいかなくても成長した姿が見られたらいいなぁ…と願っています。