看護師国家試験を受ける皆さん、残り3ヶ月ですよ!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

今年度の国家試験は平成31年2月17日(日)

8月に発表になっていますが、第108回看護師国家試験は平成31年2月17日(日)に施行されます。
ちなみに合格発表は平成31年3月22日(金)午後2時だそうです。
国家試験本番まで残り約3ヶ月ですね。
現役看護学生の皆さんは最後の統合/綜合実習が終わって、学内での試験対策に移行しつつある頃でしょうか…

私が国家試験を受けたのは平成27年の第104回でした。試験の傾向や範囲などは若干変わっていると思いますが、しかし国家試験に向けてやるべき事は大きくは変わらないと思っています。
そこで、「1割しか落ちないけど、落ちたら人生が台無しになる(かもしれない)」看護師国家試験に確実に合格するために、私の経験を元にしつつ、様々な情報をまとめながら、本番までどうすごしたら良いか紹介していきます。

国家試験は(基本的に)学校で学んだことが問われる!

看護師に限らず、資格を取得するための試験は、基本的に学校で学んだ事が問われます。
もちろん、ただ単に教科書を暗記しておけば良いというわけではなく、知識をどう利用するかと言う部分も問われるわけですが…
確かに看護師の教科書って信じられないぐらい多く、しかもそれ全部が国家試験の範囲のため、そんなもん全部覚えられるわけが無いと思うかもしれません。私は思っています(真顔
ですが、国家試験ではその膨大な教科書の中から重要な事柄、現場でよく見る(であろう)ことが抜粋されて出題されます。
学校で学んだ座学もそうですが、実習での学びも国家試験に繋がっています。
そのため、今まで学んだ事を振り返ることが大切になります。

残り3ヶ月をどうすごすかで合否が決まる!私の実践していた勉強法

学んだ事を振り返ると言っても残り3ヶ月。それまでの2年半・3年半で学んだ事を全部振り返ることは不可能です。
そのため、効率的な勉強が求められます。

人によって効率的な勉強法は異なると思いますが、私が実践した勉強法をまとめます。

教科書・参考書は最高の「資料」

ノートに教科書や参考書の内容をまとめようとするのは無駄の極み、愚か者のすることです。
3ヶ月後に国家試験を受ける人間がやることではありません!
教科書・参考書自体が、看護師国家試験に向けての最高の資料です。
そもそも、教科書や参考書は、その道の専門家がまとめた物ですよ。それを専門家では無い学生がさらにまとめようなんてできる訳ありません。
宿題で出されたり、実習の資料や試験の持ち込み資料を作る必要があったりするのでなければ、そんなことはやめましょう。

今の時期から単語帳や単語カードは作るだけ無駄

3ヶ月しか無いのに、今から作るの?いつ覚えるの?
夏休みあたりまでに作っていなかったんなら今から作ったって無駄だから、むしろ本屋で看護学生向けの単語帳かなんか買った方が楽です。
繰り返しますが、教科書や参考書は、その道の専門家がまとめた物、それを専門家では無い学生がさらにまとめようなんてできる訳ありません。単語帳も同じ事です。

レビューブックを活用していないならもう不要だから投げ捨てよう

おそらく多くの看護学校で、メディックメディア社の「看護師・看護学生のためのレビューブック」の購入を勧められたり、教科書と同じ流れで購入させられたりすると思います。
私が通っていた看護学校では1年生の時に購入させられました。
ですが、私はレビューブックは「見づらい」「わかりづらい」「一つ一つの内容が薄い割に無駄な項目が多い」の三拍子で、「無駄な買い物だった」としか思っていません。
もちろん、人によっては購入時から付箋なんかをバンバン付けて自分用の参考書として作成していることでしょう。そこまで活用していたらむしろ教科書に次ぐ至高の資料になっていることかと思います。
しかし多くの人はそこまで活用していないのでは無いでしょうか。だったらもう不要です。投げ捨てましょう。
看護師として働き始めてから活用できるかもしれませんので、どうしてももったいなければ、枕にでもしましょう。

国家試験対策予備校で買える参考書はかなり有用

東京アカデミーを始めとする、国家試験対策専門の予備校は、予備校オリジナルの参考書ないしテキストを販売していると思います。
こういった予備校の参考書は「膨大な教科書の中から、国家試験を知り尽くした予備校の教師が、頻繁に出されている項目を「わかりやすく解説している」ものです。
そのため、自分でまとめるよりも国家試験向けに凝縮された物になっています。
確かにどこででも買える物ではありませんが、予備校での冬期講習や直前講習などに参加して入手しておくとよいでしょう。

自分に合った過去問題集を見つけよう

看護師国家試験の過去問題集は、いろいろな会社が発売しています。
学校で買わされたという人もいるかと思います。私は買わされました。
ですが、学校で課題として出された場合は仕方ないですが、自分で勉強する場合は自分に合った過去問題集を見つけましょう。
学校で買わされたから別に買うのは無駄?自分に合わない問題集を使い続ける方が無駄です。

何年分の過去問を買うかは様々な意見があるかと思いますが、学校で買わされたものがある場合はその年数程度の物で良いでしょう。
無ければ過去5〜10年分ぐらいでいいのではないかと。5年分だと少ないかも。
どっちにしろ第103回あたりからの国家試験は毎年のようにどこかが変わっていますので、過去問と同じ問題は多分出ません。
ですが、過去問で出た部分は重要だから出ているわけです。過去問を利用して知識を付けましょう。

問題集を解くときはノートに答えを書き、間違えた問題をチェックして付箋を貼ろう

過去問に限らず問題集を解くときは専用のノートを作成し、そのノートに答えを書いていきましょう。
国家試験の勉強をする場合、過去問であれば基本的に記述式は存在しないはずです。計算問題はあるけど。
そのため、ノートにひたすら数字が並ぶことになりますが、かまいません。
間違えた問題は問題集に自分がわかるように何かチェックをいれます。
そしてそのページに付箋を付けて、どのページの問題を間違えたか閉じた状態でもわかるようにします。
こうすると、ほとんどのページに付箋が付きますがかまいません。

過去問に関しては2週目からは正解した問題はスルーして、間違えた問題だけを解く方法をとると時間の節約になります。
正解した問題はマグレだろうがなんだろうが既に身についているのだから、間違えた問題を次に正解できるかが重要だからです。
ただ、私は2週目も一応全問題解きました。この場合は、2回間違えた物、1回間違えた物と間違えた回数がわかってきますので、苦手なジャンルがわかってくるきっかけになると思います。ただ、そこまで把握する時間は作れませんでした(

(正答率がわかる場合)正答率が高い問題は確実に正解できるようにしよう

特に模試の場合に有効です。
正答率が低い問題はみんなが間違えるわけだから、そこまでこだわる必要は無いかと思います。
ですが、正答率が高い問題を自分が間違えた場合、そこが他の人との差になってきますから確実に正解していかなければなりません。
2回目以降確実に正解できるように復習することが大切です。

スポンサーリンク

現役学生はとにかく学校に食らいつけ、でも学校があてになりそうに無ければ予備校だ

現役の学生、特に合格率100%を目指しているような看護の専門学校に通っている場合は、とにかく学校がしっかりとバックアップしてくれる事と思います。
そのため、学校に食らいついていくことが一番重要になります。
もちろん、学校で買う参考書などが自分に合っていないということは多々あるでしょう。そういうときは自分に合った物を別途買って、学校で買った物は学校での課題などにだけ使えば良いと思います。

ただし、一部の看護大学はあてになりません
特に卒業生の国家試験合格率が90%以下の学校に通っている場合は、予備校を活用しましょう。
例えば東京アカデミーの冬期講習や直前講習などに参加するだけでも、学校での学び以上の物が得られるのでは無いでしょうか。

あと、現役の皆さんにこれも伝えておきます。
「今年度落ちたら、次も受からないよ」
私の知る限り、現役で落ちたことが分かっている3人の人の中で、次の年の試験で受かったのは1人しか知りません…

国試浪人はモチベーションを高めよ

不合格率10%の難関をくぐってしまった国試浪人のみなさんは、モチベーションの維持が最大の課題ではないかと思います。
国試浪人の合格率は6割程度とも言われていますね…2回3回と落ち続ける人もいるようです。
私の身の回りにも国試浪人の知り合いがいますが、どうしてもモチベーションが保ててないのでは無いかなと思う場面があります。
こういった方も、予備校の模擬試験や講習などを活用し、さらに落ちてしまったときの悔しさを思い出しながら、モチベーションを高める必要があるのではないでしょうか…
知識面でも、学生の時の勢いで学べた時とは違い、1年間のブランクが出てきてしまうと思います。
そのため、早急に知識を思い出し、さらに苦手分野を洗い出して潰していく作業が必要になるのではないかと考えます。今から間に合うのかはわかりませんが…
場合によっては、准看護師試験の受験の検討や「本当に看護師になりたいのか」と言った根本的な部分も考え直し必要が出てくるのでは無いでしょうか。

一人でも多くの人が合格するように願っています

散々書いてきましたが、勉強法は一つだけではありません。
あくまで私が実践した勉強法を元に書いていますので、一人一人に合った方があるはずです。
ただ、これだけは確実に言えます。

「どんな勉強法でも合格すればそれが正解」

3ヶ月後に国家試験を受ける皆さんが合格を勝ち取ることを願っています。