看護師って高給取りってイメージをもたれやすいですが、実際に働いているとそんなことないですよね？
患者に良いように使われたり、お局的な同僚に神経をすり減らされたり、なんでこんなやつが上司なんだと苦虫を噛んだり、夜勤手当が少なくて、疲労に見合っていなかったり…
私自身、精神科看護師として７年働く中で、給与面に不満を持ち２０２２年に転職しましたが、給料以外に転職で様々なメリットを得ました。
そこで、転職で得られたメリットについて紹介していきたいと思います。
メリットその１「人間関係を一度リセットできた」
これが一番大きいですね。以前の職場も全体的には人間関係が悪いわけではなかったのですが…
大きめの規模だからか、院長をはじめとする経営陣の影響なのか、「まともに仕事ができない中間管理職の上司」や「長く勤めているのに仕事を覚えていない同僚」など、リスペクトできない同僚がいました。
どうしてもリスペクトできない同僚と仕事をしていると、ストレスが貯まる一方で、自身のメンタルにも悪影響でした…
転職によって、職場での人間関係がリセットされたため、一から関係を作っていくしんどさはありますが、人間関係でストレスを覚えることが格段に減りました。
メリットその２「通勤が気分的に楽になった」
以前に「スクーターで30km通勤って無謀？約1ヶ月実践してみた率直な感想を書きます。」という記事にも書きましたが、以前の職場は自宅から片道30kmほどありビッグスクーターで通勤していました。 一方、現在の職場は自宅から片道40kmほどあります。通勤手段は同じビッグスクーターです。
距離は伸びているのですが、気分的には今の職場の方が通勤が楽になりました。
理由としてまず通勤経路の道路環境が大きく変わったことが挙げられます。以前は国道２号線岡山バイパスが通勤経路の半分を占めており、平日の朝夕の通勤ラッシュ時には渋滞にハマっていました。すり抜けを駆使してはいましたが、そもそもの車の量が多く、約３年間でその通勤経路を走ることに多大なストレスを覚えるようになっていました。
一方、今の職場の場合、通勤ラッシュ時はやや混む道もありますが、岡山バイパスほどの渋滞はなく、同じような距離の経路が複数あることもあって以前よりもストレスなく通勤できています。また、適度なワインディングもあり、趣味的にも楽しめる経路になりました。
メリットその３「同じ看護でも違うやり方・考え方を学べている」
精神科から精神科への転職でしたので、基本的には以前の職場での経験が生きているのですが、病院や環境の違いによって、同じようなことでも少しずつ違うやり方・考え方なのだなということを実感し、学べています。
たとえば隔離患者の開放観察の考え方について、以前の職場では「医師が時間帯を細かく指定する（具体的に何時から何時までと指示が出ている）」のに対し、現在の職場では「開放観察の細かい時間帯の指定はなく看護師の都合で開放観察して良い（具体的な指示はなく、あっても何分・何時間というレベル）」という違いがあり、病院や設備面、環境などの要素によって考え方の違いがあるのだなと勉強になりました。
メリットその４「トータル年収が上がった（かも？）」
まぁ一応、お金の話もしておきましょう（苦笑
転職サイトを使ったのもあるとは思いますが、おそらく年収は少し上がった…？と思います。その分、税金や社会保険料が上がってる上、昨今の物価高や光熱費の高騰であまり実感はないのですが… (1)夏と冬は給料の１割が電気代に消える…
また、内定を受諾したときと、実際に勤務を開始した段階とで職場の給与体系に大きな変化があったことから、内定を受諾したときの条件とは違う条件で勤務を開始しているという事情もあります。
一応、トータルの年収は内定時と（ほぼ）同じになるように調整したということですが…私と同じタイミングで勤務を開始した人は数ヶ月で退職してしまっているので、ある意味で騙されたようなところはあるかもしれませんね…
独身だったらもう退職しているかもしれませんが、家族がいることとそれ以外のメリットもあるので、当分働くつもりでいます。
ちなみに、内定時と勤務開始時の条件の違いについてはこちらの記事もチェックしてみてください。
職場に不満があるなら転職も考えてみて！
看護師の転職は実はそこまで大変ではありません。どこも人手不足・人材不足で求人はたくさんあります。
もちろん、合う合わないはありますし、私自身、転職活動で内定をいただけなかったところもありました。 部署の異動でもある程度の不満は解消されるかもしれません。実際、私も以前の病院で部署異動によって一時的に不満が解消されていました。
しかし職場を別なところに変える転職は言うならば伝家の宝刀です。転職によって前の職場の不満はどこかへ消えてしまいます。
今の職場に不満がある看護師のみなさん、ぜひ転職という選択肢を考えてみてくださいね。
References
